Quinka,with a Yawnの2009年に発表した7曲入りEP。これこそが隠れた名盤。青木慶則曰く「なにげに一番好きなアルバム!」。M6「Fluffy」はその後のライブでもよく歌っています。
*ページ下部にてアルバムのダイジェスト映像を視聴できます。
<アルバム解説>
近作では野外レコーディングを実践するなど、オーガニックなサウンドを追求するQuinka。この「[Su]」は、「巣」を現す。文字通り自分の住む空間、自分の内面を一心に見つめたかのようなミニアルバム。書き下ろしの3曲と、既発曲「ハルニレ」を含む4曲を加えた7曲を、伊豆の別荘地にて"ホームレコーディング"によりまとめた作品。リラックスした空間で録音された音の温度感は、聴き手の心を優しく揺らし、ほぐしてゆく...。
特徴的なボーカルとピアノの他に、Quinka定番のトイピアノやアンデス、アイリッシュな多重コーラスを中心としたサウンド。新曲であり1曲目の"蜜蜂のささやき"は、Vashti Bunyanのような優しいメロディがサイケデリックに展開していく、Quinka流ポップソングの真骨頂。小さな[SU]=巣で紡ぎあげた優しい音をゆっくりと感じて欲しい、そんな1枚。
発売日:2009.6.24
レーベル:ONpUqUIN (オンプキン)/ Softly!
<収録曲>
01. 蜜蜂のささやき
02. Rum Cherry Coke
03. Story
04. つぶ
05. Harunire
06. Fluffy
07. JO-NO (tsubame mix)
From Quinka「心の中にある思い出は、実際の出来事と少しずつずれていくような気がします。その思い出たちを、ときには街の中でポトリと捨ててしまったり、空を見上げながらふいに美化したりする。でも、否が応でも大人になっていく自分をきちんと見つめるのは、だいたいが『部屋』のなか。いつもと変わらない何もない暮らし。でもその『部屋』にはいつでも自分のすべてが詰まっていて。部屋=巣=[SU]。アコースティックで、ちょっとミニマルで、ヘンテコなキンカの世界を散りばめたアルバムになりました。spin to the outside...。キンカの新しい音は、巣の中で。そして内から外へと向かっていきます。」
<ミュージシャン&スタッフ>
Bass:Masashi Kamada(コノオト)
AcousticGuitar and ElectricGuitar:Daisuke Futaki(トルネード竜巻)
Drums:Teruhito Suzuki(コノオト)
Trumpet:Tatsuo Yamaguchi
Engineered by Yui Kimijima and Toshiaki Sudoh(tsubame studio)
Recorded at juno studio / tsubame studio
CoverPhotograph:Daisuke Futaki
Design:Shinichiro Kitai(DEVILROBOTS)
(なお、2nd Album「火曜日のボート」と4th「micro」は生産を終了しているので、こちらではお取り扱いをしておりません。)